ナマズ料理

前月の話になります。

友人と魚採りをしていたら綺麗なナマズが採れました。

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そういえば今年は黄色のサンマやら白いクロマグロやらが取り上げられていましたが、あれは先天的なもの(アルビノ、リューシスティック)です。このナマズはそういったものではなく段々と色が抜けた個体みたいですね。

ちょうどいい大きさなので食用にお持ち帰り。

 

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よく見ると鰓蓋や臀鰭が黒いです。

風呂場の浴槽で生かして眺めていたりすると情が湧いてしまうのでその前に「えいや

あ!」と解体します。ナマズは鱗がない代わりに粘液が多く捌きづらいので

熱湯をかける、またはタワシで必死に擦ってヌメヌメを処理するのがベターです。

ちなみに今回は両方とも怠ったので指を切りました。

 

身を三枚に卸してフライパンで焼きます。フィッシュロースターがあればそちらの方がいいです。魚が臭くなる原因は焼きが足りないことが多いのでしっかりと焼きます。イイ感じに焼けてきたら砂糖、醤油、酒、味醂を適当に混ぜて作った蒲焼きのタレを投入。きれいに焼き色がついたら丼に盛って完成です。今回は並行してアラ汁も作りました。

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住宅街産のナマズ蒲焼き丼 大学から拝借してきたししとうを添えて

癖のない味で美味しいです。切り身の状態だと身が非常に柔らかく少し心配になってしまうのですが、身に火が通ればしっかりとした白身になります。この個体は脂があまりのっていなかったのが少し残念。

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ナマズのアラ汁

少しの塩と醤油で味付けしました。魚の味が感じられて美味しいです。

 

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別の日に別の河川でまたナマズが採れたのでこちらも調理しました。

こうやって比べてみると色の違いがはっきりしますね。

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今回はフライにしました。

前回の個体とは打って変わって脂の乗りが良く、魚の味も強く感じられました...がフライにしたことで脂×油になってとても油っこい代物に。また皮が固く噛み切るのが大変。臭くて固いガムを食べているようでした。ナマズを揚げるときは皮を引くべきだということがわかりました。皆さんもナマズを料理するときに参考にしてください。

 

首都圏でも場所さえ選べば美味しい自然の恵みを頂くことができます。皆さんも是非挑戦してみてはいかがでしょうか。ちなみに2回の採集で交通費が8000円ほど掛かっているので、冬の川で寒い思いをするよりも素直に8000円分美味しいご飯を食べたほうがいいです。